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よくわかる政治の仕組み

政治の仕組み

政治って何だろう?

私たちが選挙を軽んじてしまう理由に

政治そのものがよくわからないから

という理由が挙げられます

本来、政治は私たちの身近にあるものです

もう少し政治に興味が湧けば、日々の暮らしに新たな発見があるはずですし、選挙への関心も出てくるのではないかと思います

それでは、政治とは何でしょうか

広辞苑では

人間集団における秩序の形成と解体をめぐって、人が他者に対して、また他者と共に行う営み。 権力・政策・支配・自治にかかわる現象

と、あります

ふ〜む、いまいちわかりませんね”(-“”-)”

goo辞書では

1 主権者が、領土・人民を治めること。まつりごと。

2 ある社会の対立や利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の意思決定を行 い、これを実現する作用。

とあります

言葉だけではよくわかりませんね

ただ、上記に共通していることは、人間集団、対立、利害の調整という言葉です

歴史を振り返ると、人間は悲しいまでに多くの戦争を行ってきました

自国の利益、窮地のためには他国を攻め滅ぼす

有史以来、人間は絶えずこのように戦争を繰り返しながら、繁栄し、滅亡を繰り返してきました

日常の生活に置き換えても同様です

とにかく人間は争いごとなくしては他人と共存できないのです

先ほどの解説をまとめると

政治とは

人々が、より生活しやすいように主権者がルールを定め、そのルールをしっかり守られるように日々の業務を行うこと

ということになりましょうか

そしてもっとも大切なことは、主権者は私たち一人一人であるということです

政治の基盤、三権

政治の基盤は法律を作る立法、法律に基づいて国を治める行政、法律に基づいて紛争を解決する裁判を行う司法からなります

人間集団を秩序をもって統率するためには、こうした法律や法律に基づく統治、いざ紛争の際には裁判という制度が必要不可欠です

行政、立法、司法

かつて王政があった主であった時代、王は1人でこの3つの強大な権利(三権)を手にし、国を治めました

これを絶対王政と呼び、独断的な政治で人々を苦しめました

現代日本では、この3つの権力がひとつに集中しないように分立させています

これを三権分立と言います

この三権がひとつに集中してしまうと、必ず独裁政治に陥るからです

国会議員て何をする人?

goo辞書で言えば、政治とは

1 主権者が、領土・人民を治めること。まつりごと。

でした

主権者とは日本国民一人一人です

つまり私たちです

しかしながら、国民1人1人が政治を行うことは現実的に無理な話です

政治の実現は、法律の作成から行政、他国との外交など多岐に渡り、ある分野の専門知識も必要になります

そのため、私たちは選挙で代表者を選出し、代わりに政治を行ってもらっています

その代表者が国会議員です

※県政レベルでは県議会員、市政レベルでは市議会員と呼ばれます

つまり国会議員は国民に政治を託された代表者にすぎず、別に偉くもなにもありません

ですが、何故か政治家はお偉いさん気取りが多いですね(全員ではないですが)

それは大間違いです

私から言わせれば、高い税金をむしり取られながらも歯を食い縛って日本を支えている一般の方々こそ偉いのです

もっと国民は政治家に対し強気に出ていいのです

税金を無駄に使い海外視察を名目に、単なる海外旅行をする議員

もっと徹底抗議して良いことです

彼ら(彼女ら)は、私たちに代わって政治を行っているだけにすぎないのですから

国会では何をしているの?

国会議員は、全国に約700名います

そして、その議員は衆議院議員参議院議員にわかれます

これを二院制と言いますが、何故そのようなスタイルを取っているかと言うと

より審議を慎重に行うため

という理由があります

まずは衆議院で話し合い、その決議を即決定事案とするのではなく、参議院でもう一度審議することでより慎重に審議を行うという具合です

例えば、学年の方針を決定するのに、1組だけではなく2組でも話し合ってもらいましょうというようなイメージです

こうした二院制の審議により、様々な法案について話し合い、決定する

これが国会の主な仕事です

こうした機能から、国会は国の立法機関と呼ばれます

三権分立のひとつですね

内閣って何をするところ?

続いて内閣です

内閣とは国会で作られた法律を忠実に執行していく機関です

実際に具体的に行動する機関なので行政機関と呼ばれます

こちらも三権分立のひとつです

では、内閣はどのように構成されるのでしょうか

現在日本の政治は、政党政治が行われています

政党とは、国家方針等について同じ志しを持つ者が集まったグループです

選挙によって衆議院においてもっとも多く議席数を確保した政党が、政権を担うことになります

この政権を担当する政党を与党と言います

与党は、一党で政権を担当するときもあれば、複数の政党で政権を担当する場合があります(連立政権)

内閣は政権を担当する政党が主となり、内閣総理大臣国務大臣によって構成されます

内閣総理大臣は、その政党のトップ(自民党で言えば自民党総裁)となる国会議員が就任します

内閣は各省庁のトップである国務大臣を核とし、様々な行政サービスを実施していきます

文部科学省は教育関係、外務省は外交関係、国土交通省はまちづくり、都市づくりといったように、国会で成立した法律を遵守し、各省庁での事業を行います

政治の必要性

ここまで、政治の仕組みをザックリと説明してきました

いかがでしょうか

私たちが日常で生活しているとあまり気にかけませんが、実はありとあらゆるところに政治は絡んできます

法律にしてもそうです

新しい仕組みが世の中に広がれば、それに対応する法律ももちろん必要になります

ひとつ例に出しましょう

仮想通貨が注目を浴びた時、税金をどのように扱うかが判然とせず問題となりました

こうした新しい制度に対し、柔軟に対応していくため、国会で議論し立法し、内閣が関係省庁を通して世に通達し、新しい仮想通貨に対する税制度を元に徴税するという行政を展開していくのです

ふと見渡せば、あらゆるところに政治は存在します

私たちがないと困ると思うものには、ほぼすべて政治が関わっています

政治が決して他人事ではないということがおわかりいただけるでしょう

その政治の方向性が、果たして自分の理想とする社会実現へ向かうものなのか

有権者はしっかりと各政党の政策を吟味し、投票しなければなりません

政治は私たちが人間として、集団として生きていくためには必要不可欠なのです

その政治が、より自分の理想とする方向へ向かうために、選挙は大切な制度なのです

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