連日行われている国会での各委員会質疑
その内容たるやひどいもので、国民をバカにしているとしか思えないような回答だけが並べられています
SNSやニュース、各新聞ではその憤りを代弁してくれているようですが、大多数の国民はどう捉えているのでしょうか
なんとなく周りに流され
国が悪い
政治が悪い
政党が悪い
と、口癖になっている
思い当たる節はないでしょうか?
メディアと肩を並べて愚痴ったところで、結局何も変わらないのが政治です
情報に踊らされる日本人
人まかせの弊害は、私たちが思うよりも甚大です
人まかせ=自分で考えることが出来なくなる
という図式が成り立つからです
例えば、マインドコントロール
情報によるマインドコントロールで最たるものにはテレビがあります
以前、アメリカがイラクに侵攻した際、フセイン大統領の銅像が倒され周囲で歓喜に溢れるイラク人の姿が映し出されました
これが連日のように流されることで、世界情勢もわからない子供ですら
フセインが悪い
アメリカがイラクを平和にしたようだ
と簡単に錯覚に陥りました
自国の大統領が倒されているのに自国民が歓喜している姿
こんな図を見せられれば、誰でも簡単に勘違いをするでしょう
結局のところ、イラク侵攻では大義名分であった
イラクが保有しているはずの大量破壊兵器が見つからなかった
というお粗末な結果に終わりました
それどころか、フセイン政権が倒れたことにより、イラク国内は混乱を極めました
イラク国内にはイスラムの各宗派や多民族も混在する中、アメリカ主導で民主政権を誕生させようとしたことが裏目に出たのです
その混乱の中からテロ組織も誕生するきっかけとなってしまいました
ニュースではごく一部を見せつけることで、あたかもそれが真実であるかのように見えてしまうことがあります
フセインの銅像がまさにそれです
あの場面は、ごくごく一部の人間の歓喜を映し出しているだけで、大多数はフセイン支持だったのです
ある意味、アメリカが余計なことをしてくれたと言っても過言ではないわけです
日米同盟国の日本としては、あたかもアメリカの正義を全面に押し出すための演出が必要なのでしょうが、それにしても日本人はテレビを鵜呑みにしすぎている気がします
これこそが人まかせの弊害です
人まかせは特に強い思い込みを生みます
日本人にはどうもこういった人まかせのクセが根付いてしまっているようです
自ら耳を傾けてみよう
連日の国会中継では、激しく質問をぶつける議員達が目立ちます
国の大切な予算を決めるにあたり、現政権が信に値するか否かを問うことは非常に重要です
実は、この質疑の中継は、次回の選挙に非常に効果があります
あの議員はほんと頑張ってるよなあ
あそこまで首相に嚙みつくなんてすごいよなあ
国民のために頑張っている姿を直に見せられるチャンスが、委員会での質疑の場なのです
国民感情としても、頑張っている議員の姿を見れば、その人や政党に投じたくなるものです
これもひとつの思い込みです
よ~く聞いてみればおかしなことを言っている議員もいるのです
ここはしっかりと自分の頭で判断していただきたいところです
テレビで滑舌よく首相を追い込んでいるからと、それだけでこの人にまかせたい!と思い込むのはちと早計です
今、世界では何が起きているのか
連日、国会での議論が続いています
裏金問題が主ですが、これだけで国政がしっかり行われていると思い込むのもよくわりません
議論が白熱する
それはそれで良いことだとは思います
しかし、世界は日本を待ってはくれません
いつの間にかGDPも世界4位に転落し、外交関係でも新たな一手をどう打つか考えさせられる時期に来ていることを、少し考えてもらわなければなりません
私たちも、ただテレビを見たままに解釈することは慎むべきだと思います
あ~日経平均上がってるんだ~景気良くなるのかな~
まだウクライナで戦争やってるんだ~
国会でまた首相がボコられてるんだ~
このぐらいの情報で満足し暮らしている国民が多すぎます
ウクライナ問題は、実に他人事ではない状況であると言うことがわかっていない国民が多すぎます
日本で戦争が起きたらどうするのか?
これを真剣に考えている日本人がいかに少ないことか
先日、ある討論番組を見ていた時のことです
とある政党の議員の発言に耳を疑いました
迫りくる外国の脅威にどう立ち向かうのか?
という問いに
対話をすればよい(*´ω`*)
話し合いを真剣にすることで必ず相手にはわかってもらえる
呆れて開いた口がふさがりませんでした
小学校の帰りの会か何かと勘違いしてるんか!?(;_;)
話し合いを真剣にすれば戦争が回避できる!??
これが出来るならば有史以来、人類は戦争なんてしていません
それが出来ないからこそ、各国は競い合うように力をつけ、敵に付け込まれないように武装しているのです
これが国会議員が言うことなのか?
テレビで言うことか?
いつものようにルーティンでテレビを観ていた人には勘違いする人も出てくるでしょう
そうだ!話し合いこそ大切だ!!”(-“”-)”と
同じ日本人同士ならまだわかりますが、文化も歴史も違う国同士ではまったく通じない手段であることに気づかないのでしょうか
あくまでも対等の立場になってこそ、対話は出来るのです
人まかせにせずに自分で考える
人間は無思考状態になると非常に危険です
簡単に洗脳される人の最たる例が、自ら考えようとしない人達です
プロの詐欺犯は、2~3回会話をかわせば
こいつは簡単に騙せる(^^♪
という確信に至るそうです
考えることも決断も、人まかせになっている人が良いカモになってしまうのでしょうね
私たちは、日本という国を今、この点だけで見るべきではありません
日本から見た世界ではなく、世界から見た日本という視点で見るべきです
そのようなクセをつけていくことで、今日本が何を成すべきかが見えてきます
ウクライナ問題での日本が取るべき立ち位置
アメリカ大統領選を前に、今後日本に必要な道筋
国会のゴタゴタに対して、有権者としてどうするべきなのか
日本を正しい方向に持っていくことが出来るのは、政治家じゃありません
国民こそ、日本を正しい方向に持っていくことが出来ます
正しい議員を選ぶことで、日本は正しい方向に進むことが出来ます
そのためには考えましょう
人まかせではなく、考えましょう
以前の日本のように、とりあえずアメリカがいるから大丈夫という状況は既に陰りが見えてきています
以前の日本のように、とりあえず日々の暮らしは不自由しないし、好きなことできるし、という状況にも陰りが見えてきています
考えましょう
考えた上で、各政党の言葉を聞いてみましょう
私は、自民党が一度解体し、新たな政党をもって日本のかじ取りをしてもらうことが必要不可欠だと思っています
確固たる信念と覚悟を持った新政党です
外国と対等に渡り合える力を持った政党です
外国への土下座外交をやめ、日本人の誇りを取り戻した力強い政党です
そのために、野党の皆さんには是非頑張って頂きたい
与党を脅かせるほどの信念と覚悟を持って頂きたい
選挙をすれば安泰という状況を打破し、若い力ある議員さんがどんどん活躍できる場を提供して頂きたい
老人には新しい時代を作ることは出来ません
この国を洗濯し直す新たな政党の誕生を願うとともに、その土台作りのためにも、私たちは選挙に行くべきなのです