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脱アメリカ論

脱アメリカ

アメリカの動向に振り回される日本

日本国内では、アメリカ合衆国との付き合い方について対局する考え方があります

ひとつは、憲法9条遵守し、安全保障条約の撤廃、つまり在日米軍施設等を追払う脱アメリカ路線派

もうひとつは、更なる日米安全保障条約の強化を目指すアメリカ依存派

この2つの考え方には、いずれも問題があります

ひとつ目の脱アメリカ路線派

安易に憲法9条遵守を謳い、それを盾に日本は戦争をしない国であるから、戦争の引き金となりかねない在日米軍は出ていけという考え

詳しくは後述するように、この考えはむしろ日本を滅ぼしかねない危険な考え方です

なぜなら、国際関係はこちらの常識が通用する相手ばかりではないからです

しかしながら、なぜかこの考え方を真剣に擁護する人達が多いのが事実です

二つ目の、アメリカ依存派

これは、アメリカとの同盟を重視し(日米安全保障条約を重視)、他国からの脅威をアメリカという抑止力を持って排除しようという考えです

一見、この考え方は安心なような気もしますが、これではいつまでたってもアメリカの言いなりで続けなくてはなりません

守ってあげている立場守ってもらっていると言う立場では、対等ではないということは容易にわかるはずです

しかも、このアメリカ依存の路線は大きな危険をはらんでいます

それは

アメリカが守ってくれなかったらどうするの(-_-;)?

という問題です

当たり前にアメリカが守ってくれていると思っていると今に痛い目にあいます

共和党と民主党

アメリカは共和党民主党という2大政党で成り立っています

大統領は、そのどちらかの政党から大統領選をもって選出されます

大統領には非常に大きな権限があります

よって、アメリカの政策は大統領の性格共和党が政権を取るか民主党が政権をとるかで大きく変わってくるのです

令和6年1月現時点では民主党が政権を担い、大統領はバイデンです

民主党世界の警察を謳い、民主主義の敵を排除しようとします

そのため民主主義の敵となりうる国家には容赦なく軍事介入していきます

ブッシュ大統領がやたら中東に首をつっこんだように、バイデンもまたイスラエルウクライナへ軍備支援します

そのことからもわかるように、中国と台湾との有事の際は、共産圏拡大阻止のためアメリカが日本の大きな盾となってくれる可能性は高いと言えます

ただし、表向きは民主主義の敵の撲滅ですが、軍需産業とつながる民主党は、戦争によって潤う層がいることも特筆しなければなりません

傍から見れば、戦争を煽っている感が否めません

つまり、すべてはアメリカ自身のためということです

かたや共和党はと言うと、自国主義の色が濃く、自分のことは自分で解決という政策が強いです

つまり、積極的に他国の紛争には介入しないのです

最低限の支援はするというスタンスです

となると、共和党が政権を取ると、ロシアウクライナの紛争から早期支援撤退する可能性が出てきます

台湾有事の際も、もしかしたら中国国内の争いごとのひとつと見なし、無関心を装うかもしれません

すると、日本は非常に窮地に立たされることになります

ただし、今回共和党からの候補者として選ばれそうなのはトランプです

彼はビジネス思考が強く、より自国にとって利益になる道を選ぶ可能性が高いです

日本としては外交で巧みに渡り歩けば、より強固な日米同盟を築くことができるかもしれません

今回は経済面はさておき、軍事面だけフォーカスして話していますが、アメリカとの関係は誰がアメリカ大統領になるかでここまで大きく変わるのです

大統領選のたびに日本は立ち位置を変え、アメリカに気を使ってきました

これが日米安全保障条約に重きを置いた場合の日本の姿です

このような弱腰外交を未来永劫続けていかなければならないのです

ふたつの考え方を示しましたが、どちらの路線も危険極まりないことはわかっていただけたかと思います

ならば、日本としてはどう進むべきなのか

それが3つ目の日本の取るべき道です

答えは過去に学べば自ずとわかってきます

政治家よ、幕末に学べ

江戸時代末期、いわゆる幕末と呼ばれた時期、国内は大きな混乱に見舞われました

黒船の脅威を目の当たりにし、日本はもはや鎖国は続けられる状態ではない、速やかに開国すべしというのが幕府の方針となりました

時の大老井伊直弼(いいなおすけ)が天皇を差し置き、独断で日米修好通商条約を結び、桜田門外ノ変で暗殺されました

日米修好通商条約は日本にとって不利となる内容が盛り込まれた不平等条約です

幕府の開国に対して猛反発したのが尊皇攘夷派(そんのうじょういは)です

尊皇とは天皇を敬うこと

攘夷とは外国人を打ち払えという意味です

そして、その中間に位置するのが攘夷開国派です

これは、現時点で外国と戦うのは無理だが、いったん外国の技術を学ぶためにやむなく開国し、いずれは力をつけ攘夷を果たすというものです

代表的な人は幕府の役人である勝海舟、そして海舟を暗殺しようとしたが、そっくりその思想に丸め込まれた坂本龍馬などです

国内が大きく割れる

この幕末の様相は、今の私たちの置かれた状況によく似ています

開国なのか攘夷なのか

その中から芽生えた3つ目の道、攘夷開国

幕末では結果的に坂本龍馬達の攘夷開国派が勝利し、日本の近代化への礎となりました

現代はどうでしょうか

日米安全保障条約重視のアメリカ依存派なのか、憲法9条遵守を主張する脱アメリカ派なのか、いや、それとも3つ目の新しい道を模索するか

それはすなわち

憲法9条改憲を主張し、軍事的経済的な真の独立国日本を目指す

ことです

もはや機は熟しました

もはや悠長なことは言っていられないのです

日本は平和?

目を凝らして見てみてください

至る所で日本は少しずつ外国に侵食されてきています

気づいていないのは能天気な日本人だけです

何度も言います

機は熟しました

アメリカ大統領選結果に振り回され続ける日本を、そろそろ脱却すべきでしょう

そして真の独立国を目指す時です

真実を見抜く力を養え

メディアの大衆心理につけ込む小賢しさには本当に頭が下がります

テレビを見すぎると頭が悪くなるというのは残念ながら真実です

メディアはたまたま2、3人が言っている言葉をクローズアップし、あたかも大多数がそういう意見を持っているという心理戦を仕掛けてきます

それに対して

これは素晴らしい(^^ゞ

こいつはひどい(-_-;)

と安易に決め込む癖があなたにあるのなら、完全にメディアに踊らされている証です

憲法9条改悪反対!9条遵守!!

憲法9条が日本に平和をもたらしている!!

こういった宣伝もすべてまやかしです

外国が攻めてきたらどうするの?

あ、私たち憲法9条遵守者なんで戦争はしません~どもども(*´ω`*)

そんな理屈が通りますか?

ミサイル撃ち込まれたらそれで終わりなんです

これを平和ボケと言います

能天気に平和に浸かりすぎた代償です

なぜ東西冷戦時にスイスが中立を保てたのか

単純に最強クラスの軍事力があったからです

何故江戸時代に約210年も鎖国を貫けたのか

それも戦国最強と謳われる侍たちがいたからです

彼らは別に

実は私たち平和主義なんです(^^ゞ

と言ってたわけではありません

最強すぎて周りが手を出せなかった結果、平和が続いただけです

このようなことは冷静に考えればわかるはずです

いかにおかしな道理が、メディアによって私たちのマインドを巣食っているかわかるでしょうか?

現憲法はアメリカが都合よく作ったもの

石原慎太郎氏はよく言っていました

戦後、戦勝国に都合よく裁かれた日本

そしてアメリカに押し付けられた現憲法である日本国憲法

この憲法はそろそろ変えてもいいのではないか?

仰る通りだと思います

なぜ、日本は、いつまでも敗戦国というレッテルを貼られたまま、アメリカに押し付けられた憲法を遵守しなければならないのか?

いつまで太平洋戦争は日本の侵略戦争だったと言われ続けるのか?

連合国総司令官マッカーサー自身が、あの戦争は日本の防衛戦争だったと証言しているのにもかかわらず

いったいいつまで日本は謝罪しなければならないのか?

なぜ祖国のために散った英霊を参拝するのに、わざわざ外国の顔色をうかがうのか?

普通に考えればおかしなことが道理としてまかり通っています

サンフランシスコ平和条約で、日本は独立国として主権を回復したはず

なのになぜ、自国で正式に制定する憲法すら持てないのか?

国会の答弁を聞いていると実におかしなことを言う政治家が多すぎます

真実はどうなのか?

一度冷静に、日本人はご自身で考えたほうが良いのです

メディアの一方流しの情報ばかりを信じていると、日本中が頭の中空っぽ人間になっていきます

真実を見る目を養い、各政党が何を考えているのか調べてみてください

超異次元の速さで近代化を成し遂げた日本

開国から戊辰(ぼしん)戦争を経て明治新政府体制が確立したものの、日本には課題が多すぎました

何よりも弱すぎる日本

武力にせよ経済にせよ最弱を走っていました

それ故、当時の日本は外国に言われるがままの行動しか出来ませんでした

各国と不平等条約を結ぶことになり、真の近代国家とはほど遠いものでした

諸外国に頭を下げて回るも相手にされず、不平等条約の改正には至りません

そのような時、ドイツのビスマルク宰相に言われたのが

日本よ、ただ強くあれ

の言葉です

強くあれば、自ずと諸外国と肩を並べ近代国家の仲間入りを果たすことができるのだ

ビスマルクは、日本の土下座外交に対してこう言い放ったのです

その後、日本は大日本帝国憲法を制定し、国会開設、軍備を整えると日清、日露戦争に勝利します

中国、ロシアという大国に勝利した日本は一気に近代国家の仲間入りを果たします

ただ、強くあれ

ビスマルクの言葉を実践した日本は、いつの間にか欧米列強と肩を並べてしまったのです

最強となった日本は、他国が手も足も出せないほどの強国となっていました

この近代国家の仲間入りは異例の速さでした

真の平和とは何か?を考えた場合、ロマンティックな考えは捨てるべきです

私がいい人でいれば、周りもいい人がいっぱいになるの(*´ω`*)

といったスピリチュアルな物言いで真の平和は築けません

真の平和を手にするには、強くならなくてはならないのです

なぜなら、自分の常識が通じない国が周りにあるからです

今日本に必要なことは何なのかを冷静に考えればよくわかるはずです

アメリカ情勢が変わるだけで、なぜびくびくしなければならないのか

それは日本が弱いからです

常に相手の出方を見てびくびくしているような国に、真の平和は訪れないでしょう

そろそろ、戦争で1番痛い思いをした日本が真の平和を実践すべきです

本当に辛い思いをし、その中から優しさを身につけた者

そういった者が力を手にした時、真の平和をもたらすことができるのです

その役を担えるのは日本しかありません

縄文の頃からの優しく思いやりがあるDNAを受け継ぐ日本人にしか

誇り高い日本人よ

憲法9条を遵守することが、戦争の抑止力にまったくつながらない理由がおわかりいただけたでしょうか

いかにアメリカの言いなりが危険なのかおわかりいただけたでしょうか

そして、いかに私たちがメディアに踊らされ、トンチンカンな常識を身に着けてしまっていたのかおわかりいただけたでしょうか

変えるのは今であり、私たち自身です

ご先祖様たちは祖国のために戦いました

しかし、私たちの時代で日本は迷ってしまっています

そして、その負債は何の罪もない未来の子供たちに重くのしかかるのです

この先ずっと・・・

もうそろそろ本気で考えませんか?

本来の日本のあるべき姿を

そして、その実現のためにまともな政治家を育てましょう

政治家を育てるためには、私たち一人一人が真剣に政治に向き合わなければなりません

政治に参加できるのは権利ではないのです

これは立派な義務だと思ってほしいのです

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