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政党の選び方

政党選択

誰に投票すればいいのか?

政治に関心がない人にとって1番の問題

それが

一体誰に投票すればいいの?

という問題です

特に、日本の政治においては多党制が基本スタイルになっているため、どこの誰が何を言っているのかよくわからないという問題が生じます

それで結局

よくテレビで観る人だから

地元の有力者だから

と言った理由で選んでしまう

それではいけません

政党が多くても、ポイントを絞り込むと自ずと自分自身の考えとマッチした政党が見つかるはずです

まずは自分に合った政党を見つけ出し、小選挙区ではよく耳を傾け

この人に頑張ってもらいたい!

というような候補者を探してみてはいかがでしょうか

衆参両議院に占める政党議席数

令和6年2月時点の各議院の議席配分ですが

衆議院が議席数465席のところ

自由民主党・無所属の会が259人

次いで立憲民主党・無所属が96人です

他、各政党が占めています

自民党が圧巻ですね

絶対安定多数の261議席には及びませんが、244議席以上の安定多数を占めています

※絶対安定多数=与党が安定して国会を運営するために必要な議席数の目安、与党が自党の議員だけで法案を通すことが出来る

いかに自民党優位かがおわかりいただけるでしょう

次に参議院を見てみましょう

自由民主党が118人

次いで立憲民主党・社民が40人です

参議院議席でも自民党が圧勝ということがわかります

衆参共に多数議席を確保している自民党は、法案も通しやすく盤石の布陣といったところです

ところで、稀にあることですが衆議院では与党が多数議席を占めているのに参議院では与党議席数が過半数に満たないといった現象が起こります

これをねじれ国会と言い、この場合は衆議院では法案が通っても参議院では否決されたりと、何かと国政運営にブレーキがかかりやすくなります

そうなると当然国民感情として

何やってんだ!!”(-“”-)”

となります

以前の民主党政権がその状態でした

このねじれ国会が国政を足踏み状態にさせ、民主党政権崩壊の要因のひとつとなりました

政党、選ぶ余地がない?

衆議院参議院共に多数議席を占めるのが理想ですが、それにしても自民党の盤石ぶりは異様です

自民党が常に国会で多数議決を占める要因は3つあります

1 伝統的な政党

2 盤石の組織票

3 他に任せられる政党がいない

1の伝統的な政党というのは言うまでもありません

戦後、社会党との対立で生まれたのが保守派の自由民主党です

以来、保革対立が40年もの長きに渡り続きました

いわゆる55年体制です

世界的に社会主義運動が激化する中、日本を守ってきた政党が自由民主党であり、言わば日本の顔とも言うべき政党です

政党と言えば自由民主党

この考え方は、いまだに伝統的に根付いていると言えるでしょう

次に2の盤石の組織票です

つまり、自民党を推す団体、企業が多いということです

これは1の伝統的政党として当然のことと言えますが、半世紀以上に渡り日本の顔となっていた自民党です

当然のことながら、後に新たに立ち上がった政党よりも企業や各団体からの強大な支持母体を持ち合わせています

組織票

そして問題は、3の他に任せられる政党がいないということです

自民党の不人気から一度民主党が政権を奪取しましたが、それも長続きしませんでした

国民の期待が大きかっただけに、民主党政権の崩壊は

やはり自民党じゃなきゃダメだ

と言う考えが国民に蔓延しました

やがてその考えは

他に任せられるところがない

という考えに飛躍してしまったのです

政策、そしてマニュフェスト

自民党人気の理由を述べてきましたが、本当に自民党以外が政権を握ると国政がうまくいかないのでしょうか?

そんなことはないと思います

現時点では、圧倒的に自民党に票が集まるためにそのように錯覚してしまいそうですが、結局それは国民に責任があります

選挙に行かずに国に文句を言うのはある意味滑稽な話なのです

本気で日本を良い国にしたいならば、私たちに出来ることは選挙に行くことしかありません

いくら文句を言っても、不平不満をSNSで発信しても、残念ながら何も変わることはありません

けれど、どこに票を投じたらいいのかわからない

まずは、各政党の政策に耳を傾けてみましょう

マニュフェスト(政権公約)とは、その政党が与党になった場合に実現せんとする約束事です

実現することを公約として掲げ、出来ない、やらないことは書かない

それが公約です

公約違反に対して、特に法的責任が問われることはありませんが国民の目はシビアです

以前、ある政党がこの公約違反がきっかけで国民の信を失い、次選挙で大敗、結果ねじれ国会を生む事態になりました

こうなってしまうと、先述の通りさらに政権運営は難しくなりマニュフェスト実現が遠い絵空事になってしまうのです

国政が円滑に進むことは難しいことでしょう

国政が極力円滑に進むためには、各政党が掲げるマニュフェストが果たして実現性があるものなのかを見極めていくことが肝心です

期待だけで終わるものではないのか、実現のための財源はどこから確保するかなどをよく吟味するためにも、各政党の声をよく聞いてみましょう

各政党の声を聞いた上で、私ならどういう政党を選ぶのかをお示しします

ここは大事なところなので、実際の投票の際はご自身でよく吟味して投じていただきたいと思います

人の考えは千差万別、人それぞれの考え方があるため肯定も否定もするものでもありません

その前提で話をします

本気で日本を立て直すなら

本気で日本を立て直すならば、私は憲法改正はすべきだと思っています

現憲法はGHQのマッカーサーによって作られた憲法です

現代の独立国家で自国オリジナルの憲法を持ち得ない国家など他にあるのでしょうか

真の憲法ではないのに、そもそも憲法改正というのもおかしな話しなのですね

改正どころかそっくり代えてしまうべきだと考えています

石原慎太郎氏は、このことを常々言っていました

次に防衛面ですが、防衛費の増大は賛成です

なぜ他国にポンポンミサイルを撃ち込まれてヘラヘラしていられるのか

遺憾の意を表して終わり

こんなことでは、いつになっても近隣諸国の動向に怯え続けなくてはなりません

結局、日本がなめられているから起こりうることなのです

防衛費は拡大し、日本の防衛面を強化すべきだと思います

要は、他国がちょっかいかけられなくなるほど防衛強化すればいいのです

ところが、これを行うにはいかに財源を確保するのかが問題になります

現政権は断固として消費税は引き下げません

しかし、法人税は優遇します

法人は組織票を持つからです

反対に、国民は1人1人の清き1票しかありません

さらに今の国民は選挙には行きません

こうなってしまうとどちらを優遇するかは明白です

個人よりも票が集まる法人を優遇したほうが良いに決まっています

確かに法人税を優遇して外国の企業も日本に参入させ経済を活性化させる狙いもあるのでしょう

しかし、日本国民がジリ貧ではどうしようもありません

消費税は、生活必需品に関しては撤廃するべきです

その分の補填は法人税を上げて、防衛費に充てれば良いでしょう

防衛費を確保しながら国内消費力を高めていくべきと考えます

そして、アメリカ依存のスタンスは止めて、完全な独立国家日本を目指すべきです

そうすればアメリカの言いなりから解放され、アメリカの戦争のために日本の貴重な財源を放出する愚策を止めることが出来ます

アメリカ大統領選の結果次第で、日本が中国や北朝鮮の脅威にさらされるといった不安に毎度脅かされることもなくなります

そのために、アメリカに依存しない防衛力を持ち、いかんなく発揮できる憲法をもつべきなのです

このような話をすると、面白おかしくメディアが軍国主義の復活だの騒ぎ立てますが違います

日本が独立国として自力で専守防衛する力を持つことが、最大の戦争抑止力になるのです

そこははき違えないでください

戦争を好む人間など、この世にどれほどいると言うのでしょうか

政治に忖度は無用

以上が、私が望む国家スタイル、政治のあり方です

残念ながら、私の考えに完全にマッチングする政党は今のところありません

政治、いや選挙が難しいのはこれなのです

完全に自分の考えとマッチする政党がいない

ならばどうするか

野党を鍛えるしかありません

小粒でも、強い信念を持った政党が存在します

それら政党に票を投じ、野党の議席数を増やすことが最も大切だと考えます

野党を鍛え、各政党に明確な方向性を持ってもらいたいのです

国会が活性化するということは、議論が活気づきます

議論が活気づけば、様々な新しい考え方が芽生えてきます

真に日本のあるべき姿を考えてくれる政党が現れる、もしくは現政党が瓦解し、新たに生まれてくるかもしれません

これが、私の理想論です

もちろん、考え方は千差万別です

現野党の考えにあなたの考えがマッチするならば、そこに投票することが望ましい

大事なのは議論です

政治の場は議論してなんぼです

いろいろな考え方をぶつけあって政治を行うことが大切なのです

この国をよくするために

各政党が何をやろうとしているのかを、よく聞いてください

野党に望むこと

残念ながら、現野党には私の考えに近い政党はありません

憲法改正反対や防衛費増加反対など、私の考えとは180°違います

違いますが、非常に勢いがある政党があります

国会発言での力強さ、主義主張、一貫していて素晴らしいなあと思います

国民目線なのが非常に好感が持てるところです

組織票のことしか考えない政党よりも遥かに好感が持てます

考えがマッチしないからダメではありません

国会には反対勢力が絶対に必要です

それも、ただ野次を飛ばしたり、上げ足を取るような勢力ではなく自分の政策をしっかり語った上での反対勢力です

今は小粒でも、しっかりとした政治理念、力強さを持った政党に野党第一党となっていただきたい

その上で与党を真におびやかす存在になってほしいと思います

いかがでしたでしょうか?

今託せる政党がいない

どうせ私の1票なんて

その考え方は視野が狭すぎます

今託せるものがいないから行かないのではなく、自分はどう言う国を政治家に作ってほしいのかをじっくり考えた上で、そのために必要なことはなんなのかを考えることも大事です

あえて反対派を育てるというのも、立派な考えだと思います

路線は違えども、皆、この国を良くしたいという想いは一緒なのですから

少しでも、政党選びのヒントになれば幸いです

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