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参議院議員は誰でもなれる?

参議院議員 誰でも

参議院に芸能人議員が多い理由

参議院議員は誰でもなれるか?

と言われればそうであるとも言えるし、そうではないとも言えます

ただ、一つ言えるとすれば

知名度が高ければ高いほど当選できる

と言えましょう

それが参議院議員選挙です

しっかり勉強して目指していただけるなら一向に構いませんが、とりあえず議員になってみっか!?(*´ω`*)のノリで立候補されたら国民にとってはたまったものではありません

たいした知識がなくても先生と呼ばれ、議員としての甘い汁を覚えていく

そりゃあやめられませんよね(-_-;

知名度と言えば、一般人が芸能人に適うはずもありません

ですので、もし一般人が参議院議員になりたかったら、猛勉強するよりも芸能人ばりに知名度を上げる方が手っ取り早いと私は思います

さて、それではなぜ参議院議員は知名度が高い方が有利なのでしょうか?

そのカラクリは参議院議員選挙の選挙方式にあるのです

参議院議員選挙のポイント

参議院議員衆議院議員選挙方式には大きな違いがあります

衆議院議員の選挙は、4年の任期満了時、もしくは衆議院の解散があった時のいずれかに行われます

いずれも議員全てを入れ替える選挙となるため総選挙と呼ばれます

参議院議員の場合は、任期は6年ですが3年ごとに半数を入れ替える選挙が行われます

全て入れ替わる衆議院議員選挙に対して、半数が入れ替わる参議院議員選挙は通常選挙と呼ばれます

参議院議員選挙の大きなポイントは以下の通りです

選挙区選挙と比例代表組み合わせ方式

比例代表制は非拘束名簿式比例代表制であり、政党名だけではなく個人名投票も可能

選挙区選挙と比例代表選挙

参議院議員の議員定数は248人です

この議員の半数を3年ごとに改選するため、選挙区選挙50議席比例代表選挙74議席を3年ごとに行います

選挙区選挙50議席とは、全国を都道府県ごとに45ブロック分けし、各ブロックからの立候補者に直接投票し、50名の当選者を出す仕組みです

全国には47都道府県あります

数が合わなくね?と思いますよね

実は、鳥取県と島根県、高知県と徳島県はそれぞれ2県で1ブロックとなります

それで45ブロックです

ちなみに、衆議院議員選挙の場合、選挙区選挙は小選挙区制となっています

これはひとつの選挙区に対し1人を選ぶ方式です

これに対し参議院議員選挙の場合は、東京や大阪などの大都市ではひとつの選挙区から3〜5人選出する一部中選挙区制のようなスタイルとなっています

問題の比例代表選挙

次に問題の比例代表選挙制です

比例代表選挙制とは人ではなく【政党】を選ぶ制度です。

各政党は得票数の割合に応じて議席を配分されます

投票数割合が

A政党→5 B政党→3 C政党→2

とすると74議席を

A政党→37議席 B政党→22議席 C政党→15議席

と、概ねこんな具合になります

お気づきの方もいるかもしれませんが、比例代表選挙制の優れた点は死票がなくなるのです

死票とは、せっかく投票したのに生かされなかった票のことです

例えば、政党ではなく個人に投票する小選挙区制の場合、そのブロックで立候補者が5人いると、当選枠が1人なので当選者以外の4名に投じた票は無駄になってしまいます

つまり、小選挙区選挙制の場合、直接個人に投票できるというメリットに対し、死票が多くなるというデメリットが出てきます

逆に比例代表選挙制の場合は、政党ごとに割合に応じて議席が分配されるため全ての票が生かされるのです

これが比例代表選挙制の優れた点です

優れた点もあるのですが、それを上回る大きなデメリットがあります

政党に投票すると、獲得した議席の配分は各政党におまかせになってしまうのです

よって

こんな人が議員!?(;゚Д゚)

てなことが起きてしまうのです

さらに参議院議員選挙比例代表選挙制の場合、政党名ではなく個人名投票も可能になっています

それが、次章で話す最大のデメリットなのです

有名人や芸能人がなんとなく当選してしまうカラクリ

衆議院議員選挙比例代表選挙制は全国を11ブロックに分けるのに比し、参議院議員選挙比例代表選挙制は全国を1ブロックとみなします

衆議院議員の場合、有権者は各ブロックごとに作成される政党の候補者名簿に対し投票することになります

候補者名簿にはあらかじめ順位がつけられており、得票数の割合に応じて上から順に当選します

この順位付きの候補者名簿に基づく議席配分を拘束名簿式と言います

これらが11ブロックごとに行われるのが、衆議院議員選挙における比例代表選挙制です

ところが、参議院議員の場合、比例代表選挙制は政党への投票以外にも各個人への投票も可能です

しかも、この個人投票は政党への投票ともみなされます

例えば超有名なタレントAが、Z政党員として比例代表で立候補したとします

全国1区なので、日本中の有権者は有名人にどうしても気が惹かれます

日本中の有権者がこぞってタレントAに投票すると、なんとその票はZ政党の得票数にもなるのです

何故各政党がこぞって芸能人候補者を参議院選挙の比例代表として送りこむかおわかりいただけたと思います

政党は自分達の議席数が多ければハッピー

そのために芸能人を利用するのです

ただし、余計な発言や行動さえしなければの話ですが(;^ω^)

これが、芸能人が参議院議員で当選しやすいカラクリです

有権者としての責務

いかがですか?

こういったカラクリは政治の分野では腐るほどあります

政治家、官僚は自分達に都合よく物事を進めていきます

そこには実によくできたカラクリがあります

政治家はバカばかり

とよく言われますが、いやいや彼らは賢いのです

その賢さを保身にばかり生かすから、世間からは少しズレてねえか?と思われる

結果、世間知らずのバカと呼ばれるのです

いやいや彼らは実に頭が良い

長らく、有権者、特に労働者層は損しかしない仕組みが巧妙に作られていきました

潤う人間がいる=搾取される人間がいる

産業革命による資本家の台頭

かつてのロシア帝国では、社会主義運動はこうした中から起こっていきました

労働者階級(プロレタリア)

ふざけんなバカヤロー!!”(-“”-)”

てなったわけです

それがきっかけでソ連が出来ちゃったわけですから、民衆の力とは本来すごいものなのです

日本人は優しすぎます

いや、自分の住むこの国の行く末に対し無頓着すぎるんです

何も革命を起こす必要は今の時代にはありません

私達有権者は少し勉強しなくてはなりません

政治家がなんとかするよ

その投げやりな姿勢が、結果有権者が損をするシステムを作りあげてしまったのです

まずは選挙に行こう

結局、私たちに出来ることは選挙に行くことです

まずはそこからです

多くの血が流れて、やっと手にした普通選挙制度

これは権利ではなく、義務だと思うべきです

御先祖様たちの多くの血、そして未来ある子供達のために私たちが行使しなければならない義務なのです

そして、真に日本のために尽くそうとしている候補者や政党に投票しなければなりません

そのためには、政治、経済、歴史と最低限の勉強はしなければなりません

そう言うと、また投票へのハードルが上がってしまいそうです

しかし、政治家に文句を言う前に、私たちはそれなりに知識を身に着けなければなりません

何がおかしいのかもわからず、世間やマスコミに流され

あいつは最低だ!!

と脳死状態になってはいけません

自分のこと、そしてこれからの子供たちのために少しだけでいいから我が国、日本に興味を持ちましょう

その一助として、こちらのサイトでは政治や選挙の話だけではなく、日本の歴史についても触れていきますので、共に学んでいきましょう

日本を洗濯するのは、今この時しかないのです

 

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