氷河期世代の罪
若者よ、日本を洗濯せよ!
冒頭から偉そうに言ってしまいました
しかし、その前に私は若者の皆さんに謝らなければなりません
私は、アラフィフと呼ばれるいわゆる氷河期世代を代表して、若者の皆さんに謝罪いたします
こんな日本にしてしまい、本当に申し訳ありませんでした
社会の閉塞感、先の見えない不況のトンネル
平成10年以降でしょうか
私たち氷河期世代は、日本全体の活気が失われていく様を目の当たりにしてきました
民間企業ではリストラが横行し、異常なまでに公務員人気が高まったのもこの頃でした
とりあえず大学を出て、銀行に勤めればエリート
そのような神話は完全に崩壊していきました
全ては政治家が悪い
口癖のように皆がまくしたてました
確かにそれはそうなのですが、結局誰もが他人のせいにするだけで、自らを顧みることはありませんでした
自らを顧みないこと
これこそが氷河期世代である私たちの最大の罪であり、若者の皆さんに謝罪しなければならないことです
選挙という民主主義最大の武器
政治家が悪い
政治に特に知識があるわけでもないのに、とりあえず誰か悪者を作り上げ、先行きの見えない不安をごまかすように生活していました
政治家を悪者にすることが手っ取り早かったのでしょう
しかし、不満を口にするだけで誰もが政治を正そうとすることはしませんでした
唯一、一般人である私たちができる、政治を正せるチャンスさえ放棄していました
チャンスの放棄
それは、選挙権の放棄に他なりません
俺1人行ったところで何も変わらないから
この無気力で無責任な考え方が、結局いまだに足を引きずり、私たち氷河期世代自らの老後を不安に陥れ、愛する我が子達へ大きな負債を残そうとしているのです
民主主義最大の武器である選挙という手段を与えられているにも関わらずです
投票率が下がるほど喜ぶ人間達
結局、氷河期世代の私たちの政治無関心が令和にまで影響し、
働いても働いても税金税金
そしてその税金は果たして正しく使われているのかと言えば、全くの無駄遣い
本当の弱者に行き渡るのかと思えば、なぜそこに?というところへお金が流れていく
こんな蛮行を平然とさせておきながら、誰も本気で政治を正そうと思わない
不平不満は言うが結局は無関心
相変わらずの政治への無関心は、如実に投票率に現れています
投票率が低いとどうなるでしょうか?
政治家は困りますか?
いいえ
少なくとも大政党に居座っている議員たちにとっては、むしろウェルカムです
それは何故か
理由は、組織票だけで選挙に勝てるからです
組織票が政治を腐敗させる
政権を担当する政党(与党)と関係の深い企業や団体は、その政党に投票します
何故なら、その政党と繋がっていれば、いろいろな旨味が生じるためです
そのため、関係が深い企業や団体、宗教団体などのメンバーはこぞってその政党に投票します
厳密に言えば、これは公職選挙法違反にあたりますが、各個人が誰に投票したかは知りようがないため無効票にもできません
誰が投票したかわからないなら、当選した原因が組織票とは言えないではないか?
と反論が起きそうです
しかしながら、実際、自分達に恩恵を受けられる旨味ががあるならば、そこに投票するのは至極当然の話であり、自分たちのトップの意向に従うのが組織人というものです
これら組織票を持つ大政党ばかりが結局は選挙で勝ち残ってしまう
メディアで悪評が絶たない政党が、結局圧勝してしまうカラクリはこ
いつまでも安泰で胡座をかく政党は、暴走します
暴走のゆく果ては、
税金を搾り取られる階層は、いつまでも豊かにならないのです
働いても働いても、税金をむしり取られるだけです
そして
俺1人選挙行ったところでさ(-_-;)
という無力感が一人一人に蔓延していきます
こうして、庶民は疲弊していき組織票を持つ政党だけはニンマリ状態です
選挙に行くのは組織に組みする者か、年寄りばかりです
与党はそれら団体や年寄りに甘いことを言います
こうして支持をとりつけていきます
選挙に関与する者たちだけに優しい政治を展開して行きます
結果、彼らだけが潤うい、
それが現在の日本です
選挙に行かない人が増えれば増えるほど、投票率が下がれば下がるほど喜ぶ人間達がいるのです
反対に、一般庶民の生活はますます苦しくなるばかりです
投票率が上がらない(-_-;)
などと、メディアで深刻そうに話していますが、ただの茶番です
旨味を知り尽くしている政治家たちは、真面目に選挙に来てもらうと困るのです
人間の本質は変わらない
人間には甘いものに吸い寄せられていくという本質があります
これは、現在の国会議員だけではなく、全ての人間に当てはまる本質です
仮に私が国会議員だとして、崇高な志しを持ち政務に励んでいたとしても
いざ金をちらつかせられたら
多分なびくでしょう(*´ω`*)
みんなやってるよ
と言われたら、多分簡単に旨味に吸い寄せられていくでしょう(*´ω`*)
それが人間の本質だからです
人間の本質が問題である以上、誰が政治家になったとしても腐った体質は何も変わらないのです
ならばどうするか
それならば、政治家に危機感を抱かせれば良いのです
国民に常に監視されているという危機感
議員の資格すら安泰じゃないという危機感です
そのために必要なのが、やはり私たちが選挙に行くことなのです
組織票があれば、議員は安泰
そういうシステムをまずはぶっ潰すことです
批判だけなら誰でもできる
選挙に行き、投票率を上げることで、他の政党も活気づきます
すると、野党(政権を担当しない政党)が強化されていきます
以前、田中真紀子氏は
国民が野党を鍛えろ!
と言っていました
核心をついた言葉です
今の野党は、野党としての機能を果たせていません
なぜなら、仮に自らが政権を取った場合の、然るべき戦略、政策が明確ではないからです
そして、最も肝心である、自らが政権を担うという覚悟がないからです
これに尽きます
以前、民主党が自民党から政権を勝ち取ったことがありました
しかし、結果は見てのとおりです
結局政権を取ったはいいものの、いざ行政となると明確なビジョンも戦略がないために
やっぱ自民党じゃないとダメじゃね?(‘_’)
となってしまったのです
結局、自民党の基盤を再強化させるだけに終わってしまいました
これは野党に明確な戦略と覚悟がなく、終始批判するだけに終わっていたがために起きた現象です
批判だけなら誰でもできます
肝心なのは、批判した先に自らが描く戦略、明確なビジョンを持つことです
そして、日本の舵を取るのだという覚悟を持つことです
野党を鍛える
田中真紀子氏が言うように、まずは、ここからだと思います
腐った現政治家たちの体質はすぐには変わりません
まずは少しでも投票率を上げる
そして、与党が組織票だけでは立場が危うい状況にさせていくことです
そこから野党も本当の野党のあり方を考えるはずです
ただの批判に終わらず、野党の本来の役割である
いつでも政権を取って代わるという信念と覚悟を持ち、与党を監視し、暴走を止める存在
それが本来の野党の姿です
若者よ、日本を洗濯せよ
以上のように、人間の本質が変わらない以上、しっかりと国民が政治家を見張るシステムを構築しなければなりません
そのために必要なことが、選挙に行くことなのです
私の野望は、声をあげて選挙に行く人間を増やすことです
面倒でも、その一歩を踏み出さなければ、何も変わらず組織票で安泰の地位を手にする人間がいるだけです
仮にオンライン選挙が実装されれば間違いなく投票率は上がるはずです
しかし、残念ながらオンライン選挙が実現することはないでしょう
もうおわかりですよね
そうです
投票率が上がってしまうからです
投票率が上がると困るのは?
はいそうです
与党の皆さんです
だからオンライン選挙は政策的に真剣に取り組みません
投票率は下がったままが都合がいいのです
どうですか?
この実によくできた腐った仕組みをそろそろぶっ壊すべきです
自分だけならまだしも、次代を担う幼い子供たちからも明るい未来を奪うのは許してはいけません
私と同年代の方々
選挙に行きましょう!
若者の皆さん、新しい時代を作るのは皆さんの力です
いつまでも利権にしがみつく年寄りたちが時代を作るのではありません
幕末の志士達は、国内の改革に命を捧げました
若者達が、志しをひとつに日本を洗い直そうと奮起したのです
しかし今は民主主義の時代です
血を流さなくても、正当な手続きで日本を洗い直すことができるのです
その手段こそが選挙です
若者よ、今こそ立ち上がる時です
美しい伝統ある日本を取り戻しましょう
若者よ、共に日本を洗濯しよう!